♪お毛毛♪プレゼンツちゅら劇場

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ファイブ 第4話

ウィンターカップ県予選当日。

試合前に竜也がスタメンを部員の前で発表する。

「仲村 真

金城 和也

比嘉 海斗

仲宗根 巧

山城 優…

以上がスタメンだ!!ベンチはいつでもゲームに参加できるように!!あと、ベンチもコートを盛り上げろ!!」

このスタメンに不満な部員が…

「監督、いつも試合に出てる俺がなんでスタメンじゃなくて1年の山城がスタメンなんですか?」

と2年生の宏樹が竜也に食らいついた。

「そりゃ、ゲームを見たらわかるよ。」

そして、新生浦添東高校男子バスケ部の試合は始まった。

相手は糸満商業高校。

第1ピリオドはお互い互角の展開、第2ピリオドに相手ペースになったもののどうにかディフェンスでしのいで第2ピリオド終了時点で同点。

今までの浦添東にはなかった試合展開だ。

「この調子だぞ!!第2ピリオドは相手にペースを許したけど後半は恐れずに積極的に行け!!」

竜也はゲキを飛ばした!!

そして、第3ピリオド…

相手のミスも味方してショットが次々と入る。

その中でも優のショットのほとんどが入りしまいにはスリーポイントが連発。

終わってみれば76対45。

浦添東高校男子バスケ部初勝利だ。

宏樹にはなぜ優がこんなに成長したのかわからなかった。

わかったのは今の自分より優のほうが実力が上というだけ。

そこで、竜也は宏樹に言った。

「あいつは人一倍努力してるんだよ。」

「えっ…」

「優はこのチームが勝つために自分の役割を考えて、練習後も公園のリングにむかってショットの練習をしてたんだよ。それが今日の試合に役立ったんだよ。」

宏樹は自分の努力が足りなかったことを痛感した。

そして、2回戦…

相手は県内屈指の強豪である琉南高校…

竜也の母校でもある。

試合前、竜也は琉南高校の監督の伊佐に挨拶した。

「伊佐先生、よろしくお願いします。」

「これは新城くんじゃないか。まさか、ジャパンリーグのスター選手だった君が引退してこんな弱小チームの監督になっていたとはね。」

馬鹿にされたかのように笑われた。

竜也は教え子達が馬鹿にされてるようで悔しかった。
そして、2回戦の琉南高校戦…

結果は115対21。

大差で負けた。

一番悔しかったのは他の誰よりも竜也だった。

その竜也を見た部員達も悔しかった。

そこから目標が変わった。

第4話 終

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Posted by ♪お毛毛♪ at 2010年07月07日   23:17
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