♪お毛毛♪プレゼンツちゅら劇場

ひまんちゅな♪お毛毛♪が贈ります暇つぶし小説です(笑) 書く技術なんてないんで、あまり内容はくだらないですが読んでくれる方々をほんわかさせればいいなと思っています。
てぃーだブログ › ♪お毛毛♪プレゼンツちゅら劇場 › 遠距離 › 遠距離 第2話

遠距離 第2話

あの喧嘩から数日後…

大輔とさくらの関係は次第に悪化していた。

毎日のようにやっていたメールもしなくなり、2人の間に溝が少しずつできている。

そういう日々が続いていた時…

大輔はさくらに内緒で那覇に帰っていた。

大輔はあずさと会っていたのだ。

「最近、さくらの様子はどう?」

「いつも通りだよ。」

「いや、そうじゃなくて…」

「大輔が聞きたいことはわかるよ!!」

「俺達のことで何か相談された?」

「まぁ、さくらは微妙な関係って言ってただけで他は何も聞いてないよ。」

「あぁ、そうなんだ…」

「もしかして、この前に帰ってきた時に喧嘩したんでしょ?」

「実はそうなんだ…」

「やっぱりね!!」

「やっぱりって何でわかるの?」

「2人を見てたらわかるよ。で、どうなの?」

「どうなの?って?」

「だから、さくらと仲直りしたいの?」

「そりゃ、したいよ!!」

「大輔のダメなとこを言ってあげようか?」

「はぁ?」

「自分勝手!!」

「何が?」

「わからないの?さくらは本当は大輔と毎日会えなくて寂しいんだよ!!それなのに、大輔はわかってない!!」

「わかってるさ!!」

「わかってるんだったら、じゃあ何で宮古島で急にカフェをすると言ったり、たまに帰ってきてもすぐに会おうとしない?今日だってそうじゃん!!」

大輔は何も言えなかった。

結局、さくらには会わずに宮古島へ帰って行った。

数日間、さくらのことを考えていた。

そんな時、偶然に那覇に住んでいた時代にさくらとデートした時に聴いていたラジオ番組が流れた。

あの頃を思い出していた。

ふと、大輔の中で気持ちが固まりさくらにメールを送った…

「明日の19時からFMを聴いてくれ。」

さくらは何のことかわからないが、次の日に大輔に言われたとおりにラジオを聴いていた。

いつもと同じ内容…

そんな時…

DJが読んだリスナーからのメッセージ…

「さくら!!ごめん…いつも自分勝手で。さくらのことを大事にしているはずが傷つけていた。本当はさくらの気持ちを知らなかった。もう、さくらを寂しくはさせない!!さくら!!俺と宮古島で暮らそう!!」

最初はさくらは驚いたが、少しずつ大輔は本当は自分のことを考えていると知ったのだった。

そして、さくらは…

第2話 終

同じカテゴリー(遠距離)の記事
遠距離 最終話
遠距離 最終話(2010-07-01 05:30)

遠距離 第1話
遠距離 第1話(2010-06-14 22:51)


Posted by ♪お毛毛♪ at 2010年07月01日   02:16
遠距離